RIT(残余所得税)は、税務にひっそりと大きく関わる専門用語です。翌年に予定納税を支払う必要があるかどうかを決める金額です。これを理解すると、予定納税に関する予想外の負担をかなり減らせます。

要点だけ先に

RIT(残余所得税)とは、その年の所得税から、給与に対するPAYEや請負報酬から源泉徴収された税金など、すでにあなたの代わりに支払われた税金を差し引いたの金額です。簡単に言うと、こうした税額控除を差し引いた後に、まだ支払う必要がある税金です。

RITが重要なのは、1つの基準があるためです。ある年のRITが$5,000を超えると、通常は翌年から予定納税の対象になります。つまりRITは、今年の申告書に載る単なる数字ではなく、翌年の税金の払い方を決めるきっかけになる金額です。

要点だけ先に

わかりやすく詳しく説明します

RIT(残余所得税)は、引き算で考えるとわかりやすいです。その年の所得税総額から、その年の間にすでに支払われている税金を差し引きます。

RIT = 所得税総額 − すでに支払われた税額控除(PAYE、源泉徴収税など)

給与所得者の場合、通常はPAYEで税金がほぼカバーされるため、RITはほぼゼロに近く、予定納税が関係してくることはほとんどありません。一方、自営業で、稼いだ時点では税金が差し引かれていない場合、所得税のほぼ全額がRITになります。そのため、事業主が$5,000の基準に達しやすいのです。

この$5,000の基準が分かれ目です。

あなたのRIT翌年に起こること
$5,000以下予定納税は不要です。税金を一括で支払います
$5,000予定納税の対象となり、分割で支払います

また、RITはセーフハーバーのルールや、利息の計算にも関わります。IRD(ニュージーランド内国歳入庁)が予定納税の支払額と比較する基準額だからです。RITを明確にしておくと、予定納税が行き当たりばったりに感じにくくなります。

簡単な例

WhetuさんはPAYEの仕事とフリーランスの仕事をしています。その年の所得税総額は$11,000でした。年内に、給与からPAYEとして$4,500が差し引かれていました。

  • 所得税総額:$11,000
  • 差し引き:すでに支払済みのPAYE:$4,500
  • RIT(残余所得税):$6,500

RITが$6,500$5,000を超えているため、Whetuさんは翌年から予定納税の対象となり、分割で支払うことになります。もしフリーランス収入がもっと少なく、RITが例えば$4,200だった場合は、基準未満に収まり、その金額を一括で支払うだけで、予定納税は不要でした。RITという1つの数字が、どちらの扱いになるかを決めます。

避けたいよくある間違い

  • RIT(残余所得税)を税額全体と混同すること。 RITは、PAYEなどの控除を差し引いたの税額であり、控除前の総額ではありません。
  • 予定納税が発生することに気づかないこと。 RITが$5,000の基準を超えると、翌年は予定納税の対象になります。RITがわかった時点で準備しましょう。
  • すでに源泉徴収された税金を見落とすこと。 請負報酬からの源泉徴収税は税額控除として扱われ、RITを減らしますので、必ず含めてください。
  • RITは下がることもある点を忘れること。 収入が減ってRITが$5,000未満に戻れば、予定納税の対象から外れることもあります。

申告書のどこに関係するか

RIT(残余所得税)は、すべての収入と税額控除を反映した後のIR3(個人所得税申告書)またはIR4(法人所得税申告書)から計算されます。これは、今年の申告と翌年の支払い方法をつなぐ金額です。RITが低ければ年度末にシンプルに支払う形のままですが、RITが$5,000を超えると、予定納税のスケジュールが発生します。また、セーフハーバーや利息ルールの中心になる金額でもあります。

Fernwayがお手伝いできること

Fernwayでは、すべての申告でRIT(残余所得税)を計算し、それが翌年に何を意味するのかをすぐにお伝えします。予定納税の対象になりそうか、分割払いがどのようになるか、どのように備えるべきかを明確にご案内します。専門用語でごまかさず、驚きがないように、必要な数字と対応策をお伝えします。

これは一般的な情報であり、個別の税務アドバイスではありません。状況は人によって異なりますので、無料の20分レビューをご予約いただければ、実際の数字を一緒に確認いたします。

わかりやすく言うと、RITはPAYEや源泉徴収を差し引いた後にまだ支払うべき税金です。これが$5,000を超えると翌年は予定納税の対象になるため、注意して見るべき重要な数字です。

これは一般情報であり、個別の税務助言ではありません。詳しくは 免責事項全文.